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杉で作られた大桶を利用したギャラリー
杉で作られた大桶を利用したギャラリー

大桶と中庭のあるプロジェクト|小林酒粕商店 - 大桶蔵 0405

[CATEGORY] プロジェクト 

大桶と中庭のあるプロジェクト - 大桶蔵


かつての酒造の過程では杉の大桶を使っていたのだが,ホーロー製の醸造タンクが登場してからは,杉の大桶はほとんどこの世から姿を消してしまった.
しかしこの大桶に魅力を感じたこの商店では,その大桶を酒粕づくりに利用し大桶を守っています.
酒粕販売のための店鋪をつくりたいとのことであったので,その圧倒的な存在感を持っている大桶を全面に取り入れ,大胆に大桶を見せる店鋪の計画を提案しました.



図中の左右に延びている黒線は線路.赤い点や文字は酒造に関する施設.
広範囲に渡って施設が集まっていることがわかります.小林酒粕商店はその地域の真っただ中にありました.

間取り
大桶の大きなオブジェ的な窓
ゆるやかに曲がった大壁面に,大桶の大きなオブジェ的な窓が埋め込まれている.
夕暮れ時の外観
夕暮れ時の外観.
2階フリースペースより入口方向を見る
2階フリースペースより入口方向を見る.
大桶の大きなオブジェ的な窓.
バーカウンターの奥が中庭の光庭
1階はバーカウンター、2階はフリースぺース
店鋪としての機能だけでなく,古酒の試飲コーナーやフリースペースを用意することで,展示等の企画に対応し話題性のある留まる場所として親しまれる空間づくりをねらった.
バーカウンターの奥が中庭の光庭.
大桶を利用した写真展の風景
大桶を利用した写真展の風景.
公園の一角を借り切っての展示
公園の一角を借り切っての展示.
復興プロジェクトとして力強い大桶を展示
実は小林酒粕商店とのつながりは16年程前にさかのぼる.
16年程前の阪神大震災でこの地域一帯が大きな被害を受けた際に,復興プロジェクトとして力強い大桶を展示した.
その時に大桶を貸して下さったのがこの商店であった.
中庭より建物内部を見る
中庭より建物内部を見る.バーカウンターと壁から突き出た大桶の大きな窓
大きな木製の可動ルーバー
正面外観.大きな木製の可動ルーバーより,内部の大桶を利用した大きな窓が見え隠れする.

間取り

小林酒粕商店 間取り図

建築概要

大桶と中庭のあるプロジェクト - 大桶蔵|建築概要

所    在 神戸市東灘区
計 画 時 期 2004. 05
敷 地 面 積 500坪
建 築 面 積 109.73m2
延 床 面 積 190.83m2
各階 床面積 地階 39.74m2
1階 109.73m2 2階 41.36m2
地域・ 地区 準工業地域

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